グレーゾーンな30代独身派遣女子の日常

30代独身派遣女子の日常

元彼に日々振り回されています

よくプレゼントを貰うタイプの人間。マカロンの意味とは

例のお友達に戻った元彼氏から、ホワイトデーにマカロンを貰った。

 

こうして、また手の平で弄ばれる。

だけど食べ物に罪はないですから、美味しくいただきます。

 

私はよく、男女関係なく人からモノを貰うことが多い。

お菓子やケーキ。カフェラテベースやコップ、マドラー等をまとめたコーヒーセット。高いものだとPC。受け取らなかったが熱海旅行。最近だと、ペットボトルの水を2ダース。

 

私は昔から、結婚するなら優しい人という理想を描いていた。しかし「優しい」の基準は難しい。だから友人たちには、よく「お菓子をくれる人」と言っていた。

 

本当に「お菓子をくれる人」=「優しい人」=「結婚したい人」という図式を描いていたわけではない。ただ、モノをくれるということは、最低限の好意を持ってくれているのだろうという認識はしていた。

 

私は、嫌いな人や苦手な人からでも、貰ったモノに対して嫌悪感を抱くことはない。私の母は、嫌いな人から貰った食べ物なんて、気持ち悪いと捨てるタイプだ。しかし私は同じ状況でも、人とモノには関連性がないと、バクバクと美味しく食べる。あの時の母の心底理解出来ないという顔を見て、逆に私も母の気持ちが分からなかった。

 

モノに気持ちが籠るとか、悪く言えば情念が籠るとか、そういう感覚が理解出来ないのだ。

 

そういう考え方で、長いこと生きてきた。

 

けれど最近、少しだけそういう思考回路に変化が起き始めている。原因は元彼だ。彼は別れてから、友人として付き合うようになって、色々とモノをくれるようになった。

 

最初のうちはランチ代を。それが、少し待ち合わせに遅れたからと、クレープを買ってくれるようになり、ふるさと納税で多く貰ったからと様々な食材。バレンタインにはお菓子の詰め合わせ。そしてホワイトデーに、マカロン

 

なにかにつけ、私にプレゼントをする人になった。

 

今までならば「ラッキー」と、何も考えず美味しく食べていただろう。でも今は、少し違う。プレゼントを貰う度に、嬉しく、そしてどうしようもない気持ちになる。

 

彼は、復縁しようとか、そういうことは言ってくれない。

 

とても健全な関係。

 

私にどうして欲しいのか。きっと今の中途半端な状態を続けたくて、でも別に傷つけたいわけでもなく。許しているわけでもない、この関係に対するお礼のような、お詫びのようなものなのだと思う。

 

カロンには「特別な人」という意味があるらしい。彼は、そんなことを気にするような人だろうか。彼は私にとって、恋人でもなく、かといって友人にも戻れない「特別な人」