グレーゾーンな30代独身派遣女子の日常

30代独身派遣女子の日常

元彼に日々振り回されています

彼中心の世界から、ある日突然追い出されてしまった私

元彼が実家に帰省するということで、週末の予定がなくなってしまった。

 

都内は本日、雨らしい。もともとインドアで節約にハマっている最近の私は、自分1人のためにどこかへ…という気も起きない。

 

久しぶりの外食は心躍るが、美味しさを誰と共有するでもなく、もくもくと食べる食事はどこか満足感に劣り、寂しく感じる。

 

元彼と付き合うまでは、むしろ自分のペースで、自分の好きなモノを食べられることこそ至極と思えていたのに。人の考え方は変わるものらしい。

 

日帰りのプチ旅行も、同じだ。誰かと、喜びや楽しさを共有したくなってしまう。

 

どうしても使ったお金や時間に足る、幸福感を得られる自信がなく、行動に制限がかかってしまっている。

 

さて、どうするべきか。

 

こんな状態をずっと続けていても、彼に依存してしまう状況から抜け出せないのは理解しているのだ。

 

少し前までは、あれほど初めて立ち寄るカフェでの珈琲とケーキを嗜む時間を楽しんでいたというのに。もう、あの頃の感覚には戻れないのだろうか。

 

 

もうすぐ都内で、とある個展が開催されるという情報がTwitterでまわってきた。

 

私には、一時期、古典や美術館巡りにハマっていた時がある。久しぶりに行ってみようか。こういうのは、元彼がいない方が楽しめる気がする。

 

行動しなくては、ならないのだ。

 

古着屋巡りも好きだったのに、いつからか「見せる人もいないのに、新しい服を買ってもな…」と考えるようになってしまっていた。当初は、普段通う大型ショッピングモールではお見掛けできない、素敵な商品との巡り合いが楽しかったのに。いつの間にか、彼に評価されることが目的になっている。

 

こんなことでは駄目なのだ。

 

いつからか、自分の生活が彼中心になっている。

 

そんな私になってしまうことが嫌で、私はそういうタイプだと理解していたから、人とは距離を置いていたのに。こんなことになってしまうんだから、彼に心なんて開くべきではなかった。

 

外の空気にでも感じに行こう。