グレーゾーンな30代独身派遣女子の日常

30代独身派遣女子の日常

元彼に日々振り回されています

私と別れてから鬱になった彼。恩返しの終わりに怯える私

元彼と別れてから、どれくらいだろうか。暫くぶりに会った彼は、少しやつれていた。もともと痩せている人だったけれど、より細く。話していても思考が上手くまわっていないような状態。頬の肉も少し落ちていた。

 

元彼と友人に戻った話↓

ahiru0301.hatenablog.com

 

私と別れてから、彼は鬱になっていたらしい。

 

原因が私だとは言わなかった。

 

歩いていてると眩暈が起きて、パソコンや携帯を見るのも気持ち悪い。会話や文章が頭に入ってこず、もう仕事が出来る状態じゃない。彼は長めの休暇を取り、それで駄目なら仕事を辞めようとしていた。

 

久しぶりに会った彼からの告白。

 

あんなに気丈に振る舞っていた彼の姿は、そこにはなかった。「元気づけてあげないと」そんなことを考えた。これが母性だったのだろうか。

 

ひとまず最初は、彼の話をずっと聞いていた。

 

家のこと。家族のこと。仕事のこと。体調のこと。彼は、今まで誰にも吐き出せなかった気持ちを、ゆっくりと私へ話し始めた。

 

客観的に見て、彼が体調を崩したのは、仕事のせいだろう。真面目な人だったから。

 

それから元彼とは、ほぼほぼ毎週会うようになった。

 

彼の体力は随分と落ちているから、ほとんどはファミレスでのんびり話す。食べれる時に、食べれるだけ食事をし、ドリンクバーで水分補給する。

 

ちょっと歩けるようだったら、近場を散歩し、ゆっくりと帰る。

 

そんな週末を何度も過ごした。

 

私の目から見ても、彼はどんどん元気になっていった。それは、他人の目からも明らかな変化だったようで、職場の人からも、久しぶりに会った家族からも、似たような感想を貰ったとのことだった。

 

彼と過ごす時間は楽しい。彼もそう思ってくれていたのだろうか。

 

彼が元気になってくれたのは、喜ばしいことだ。私も彼と似たような時期があった。それを彼に助けてもらった。ようやく恩返しが出来たのかもしれない。

 

 

それでも彼は、私のことを、自分の人生に欠かせないものだとは思ってくれないのだろうか。

 

元彼は、やっぱり「よりを戻そう」とは言ってくれない。