グレーゾーンな30代独身派遣女子の日常

30代独身派遣女子の日常

元彼に日々振り回されています

あんなに望んでいたプロポーズが、過去に溶ける日。元恋人との復縁は失敗か

彼氏と別れた。

年齢差が20あった。

 

彼には離婚歴があるらしい。

一回失敗しているから、結婚する気はないと言われた。

 

同棲も、したくないんだろうなという雰囲気はあった。でも決めつけは良くない。一応質問してみると、俺達は、別々で暮らしている方が向いていると言われた。

 

このままの関係を続けたいとのことだった。

 

私達が進める階段は、登り切ったのだろう。今後、同棲する未来も、結婚する未来も、子供を作る未来もない。

 

私達の関係は、ここが最終地点なのだと感じた。

 

セフレみたいな関係を望んでいるんですかと訊いたら、そういうつもりじゃないと返ってきた。ただ「結果的に君からしたら、そういうことなんだろう」と続いた。

 

私達は別れることにした。

 

 

3日ほどして「やっぱり忘れられない」とlineが来た。「すぐに慣れますよ」と返した。

 

次の日「慣れない」とメッセージが届く。「もう信じられない」と返す。

 

そうしたら連絡が途切れた。

とどめを刺したのだろうか。

傷つけたのだろうか。

それとも、脈が無いと諦めた?

諦められるような、想いだったのだろうか。

 

 

1か月後、私から連絡をとった。

 

「もう新しい彼女は出来ましたか?」

 

そういう人はいないと返ってきた。「君は?」と訊かれ「私も」と返す。

 

よりを戻そうという話にはならなかった。

 

あれからも連絡を待っていたと伝えたら、私から「もう信じられない」と返事が返ってきた時に、もうこれ以上は押せないと考えたとのことだった。

 

その後、色々と言葉を交わし、ひとまず友達からもう一度始めようということになる。彼のことを諦めきれなかった。でも、このままダラダラと関係を持ち続けるのも、どうなのかという自問自答はあった。

 

彼は2ヵ月欲しいと言った。2ヵ月後に答えを出すと。そして3月の今、丁度2ヵ月が過ぎた。彼からの回答はまだない。きっと、また有耶無耶になるのだろう。段々、彼との結婚が、どうでもよくなってきている自分がいる。いや、むしろしたくない。

 

あれほどまでに、望んでいたプロポーズの言葉だったというのに。

 

結婚に夢を描けなくなってしまったのだろうか。彼のことは嫌いになっていないはず。でも、数ヵ月前まで描いていた理想の生活を、今の私は望んでいない。

 

あんなにも、結婚を、同棲を、嫌がる彼の思いが次第に私を侵食してゆく。私は人の考えに染まりやすい。

 

こうして、私はまた、自分を見失う。