グレーゾーンな30代独身派遣女子の日常

30代独身派遣女子の日常

元彼に日々振り回されています

変化のない日常を選んだ友人と、変化を選んだ私。どちらが幸せか

今日の都内は、久しぶりのしっかりした雨だ。

まるで昨日までの快晴が嘘のように。

 

通勤時やお出かけ時の悪天候は好きではないが、家の中から感じる雨は好きだ。眠る前の雨音等は、どこか心を落ち着けてくれる。

 

ぱちぱちと窓に当たる水滴。水の音をまといながら走る車の走行音。室内からでも感じ取れる少し重たい空気。

 

今日は朝から、敷きぶとんカバーを洗濯にかけた。こんなに酷い雨と湿気で、絶対今日中に乾くものでもないのに。今はお風呂場の除湿にかけている。

 

こんな天気の悪い日は、自分が部屋にこもって楽しんでも良いと許しを得ている気分になる。

 

だからちょっとだけ、しっかりとした朝ごはんを作って、ゆっくりと味わう。私はきっと、贅沢な暮らしは望んではいない。ただ、こうして、ゆったり過ぎる時間を楽しむ余裕のある生活をしたいのだ。

 

 

昨日、地元の友人と久しぶりに連絡をとった。今の職場のこと、最近の恋愛、周りの友人や家族について、色々と語り合った。彼女は、将来が不安、ただ何か大きなアクションを起こすのも面倒、今の現状も嫌。変わらないとな…と言いながら、3年ほど経過している。

 

その間に、私は、田舎から東京に住まいを移し、業種の違う世界に飛び込み、3つの現場を点々とし、今、4つ目の勤務先を決めようとしている。人生で初めての恋愛をし、別れ、そしてまた友人としての関係を続けようとしている。

 

帯状疱疹

適応障害

 

この他にも、蕁麻疹になったり、自律神経を崩したり…私の体にはこの数年で、色々な病名がついた。

 

三者が私達2人を見比べた時、どちらが幸せに見えるのだろう。

 

変化のない日常が嫌で、私は地元を飛び出した。飛び出したことについて後悔はしていない。戻りたいとも思わない。ただ、ふとあの頃を懐かしくは思う。でも、もう地元には、私の思い描くような暮らしは存在しない。

 

友人達も拠点を様々移しているし、中には結婚したものもいて、話が合わなくなってしまった。両親も老いて、もうすぐ定年を迎える。大学の夏休みに故郷へ戻り、過ごしたあの時間は、もう存在しないのだ。

 

これから、私は自分の居場所を探すのではなく、作る側にまわらないといけない。そんな将来と今に漠然とした不安を感じる日々から、雨の日は、私を少しの間、隔離してくれる。

 

今日は雨があがるだろうか。

あがったら、少し散歩に出かけてみよう。