グレーゾーンな30代独身派遣女子の日常

30代独身派遣女子の日常

元彼に日々振り回されています

心に余裕が出来てから、モノを貰うことが増えた話

会社が忙しくてピリピリしていた時、私は私生活での人との接触を最低限まで減らそうとしていた。職場での休憩時間、家での余暇時間。他人と一緒にいることがとにかくストレスで、機会さえあれば1人になりたかった。

 

そんな生活を続けること数ヵ月。

 

ある限界を迎えた日、私は派遣の現場を変更することを決め、退プロ申請を行う。それからは次第に、自分や会社というものを客観的に見れるようになり、心の余裕が生まれ、あれほどまでに人を避けていた生活が少し改善された。

 

余裕が生む効果

今でも、やはり自分の部屋でブログを描いたり、YouTubeを見たり、何かの作業に没頭することは好きだし欠かせない時間だ。しかし、今までのようにルームメイトの足音が聞こえたからと、急いで自分の部屋に引き返す…みたいなことは格段に減ってきた。

 

そんな変化が起こってからというもの、ご飯を作りながら、洗濯をしながら、ルームメイトと近況を報告し合うということが増えた。するとそれに比例して、彼女から度々モノを貰う場面が発生するようになったのだ。

 

「これ、実家から送られてきたから」

「これ、地元の友人からお歳暮で送られてきたから」

「これ、ふるさと納税でまとまって送られてきたから」

 

週末に近くを散策していた時に、たまたま見つけたクッキーを貰ったり、最近なんてペットボトルの水を段ボール2箱分譲り受けた。

 

誰かを助けてあげられるのは、自分と相手に余裕がある時のみ

私の感覚だと、誰かが疲れている時こそ、励ましてあげないと、何か差し入れを…と考えがちだが、案外その感覚はズレていたのかもしれない。

 

相手に余裕が無い場合

確かに会社で疲れて仕事から帰ってきた時、ルームメイトや友人が辛そうだからといって、話を聞いて、励まして、何か差し入れをするだろうか。私なら、会社でも先輩達の愚痴を聞き、家でもルームメイトの愚痴を聞きなんてことは耐えられない。

 

相手に余裕がある場合

一方で、家に帰って来た時に、美味しい夕飯の香りが漂う中「今日どうだった?疲れた?」と聞かれたらどうだろう。自分の手持ちのお菓子でも分け合いながら、少し話してリフレッシュを図るかもしれない。

 

最近の自分を振り返ってみた時、後者の機会が圧倒的に増えたように思う。

 

お金はお金のあるところに寄ってくると言うが、余裕も幸せも、存在しない場所からは生まれないのかもしれない。

 

言霊という言葉もあるとおり、あまり自分を辛い環境ばかりに置き続けることは、誰も幸せにならない。余裕は派生する。それを最近は如実に感じる。