グレーゾーンな30代独身派遣女子の日常

30代独身派遣女子の日常

元彼に日々振り回されています

住めば都?ソウル、上海、東京、住んでみて1番良かったのは…

お題「「住んで最高だった」「住んで最悪だった」という場所」

 

大学卒業後、しばらくの社会人生活を過ごした私は、ふと、これから数十年続く労働人生活に恐怖し、仕事を辞めた。それまで趣味もなく、特に浪費もしてこなかった私の預金残高には、それなりのまとまったお金があったこともあり、短期留学を決意する。

 

ソウル

最初に訪れたのは、韓国、ソウルだった。

 

日本のK-popブームを見越してか、日本語表記も多く、街で普通に買い物する分には、特に言語で困ることもない。教室には日本人が多く、住民達も外国人に慣れている空気感があった。

 

韓国といえば、辛い物ばかりがあるような印象だが、以外と日本人向けの食事も多く、食べ物に困ることもない。ショッピングスポットも多く、インスタ映えな商品も多く用意されていた。若ければ、ここまで活気溢れた、充実された場所は無いだろう。

 

東京に比べて、個性のある店が多い印象だった。

チキンが美味しく、一時期毎日のように食べていた生活。

 

学校終わりに友達と、色々遊びに行く毎日が、とにかく楽しかった。

 

上海

次に訪れたのは、中国、上海。

 

ここは、私の印象では都会と田舎の良いところを混ぜ合わせたような場所。

 

公共交通機関IT技術がとにかく充実している。

バスや電車の便もしっかりと確保されており、東京のように満員電車に揺られることもない。

バスでは編み物をしているおばあちゃんがおり、どこか長閑なところがあった。

ただ、街自体は発展しており、ショッピングモール等、日本とは比べ物にならないサイズ感。

 

私が出会った人は、人柄の良い人が多く、お店の店員さんも気さくに話しかけてくれる人が多かった。

道を歩いていた時に、靴紐がほどけているよと教えてくれたのは、後にも先にも、この時が初めて。

 

人と人の距離感が、凄く近い印象で、暮らしやすい部分が多かった。

 

東京

そして今、私は東京に住んでいる。

 

やはり住み慣れたルールの中で生活するというのは、非常に気が楽である。

自分の常識が通じる世界というのは、当たり前のことではない。

そういった意味では、私にとって日本ほど合った場所はないだろう。

 

ただ、通勤に使う満員電車は、今までの国と比べて異常な込み具合だと感じる。

 

通勤とはこんなものだと、盲目的に信じていた時には感じなかった苦痛が、今の私にはある。

 

発展した街で、不便を感じるようなことはほとんどない。

ただ、どこかコピぺされたような、個性のなさを感じる。

 

それでも、言語やルールに共通認識が多いというのは、大きなメリットだ。

私には、やはり日本での暮らしが一番向いている。