古着の良さって何ですか?
以前までの私は古着に対して、あまり良いイメージを持ってなかった。
汚そう、古そう。
時代遅れのデザイン。
中古なのに高い。
そんな感じだ。
友人とのウィンドウショッピングで中古屋を巡ることもなかったし、そんなイメージを持つ自身が1人でそういった場所へ足を運ぶことも無かった。
しかし、東京には古着屋やヴィンテージショップと名のつく店が多い。ぱっと見、外観からでは分からない店も多く、商品を見ても、新品と大差ないものも多い。次第に、古着に対する悪いイメージが払拭されていった。
それでは逆に、古着の良いところは何だろう。
私は、原色が好きだ。明るく、奇抜な色味を見つけると、自然と目で追ってしまう。
私は、個性的なデザインが好きだ。違う生地を素敵に組み合わせているものを見ると、知らず心が躍ってしまう。
ただ、洋服には流行りというものがある。
自身の好みが、常に今の最先端であるということはない。
どうしても、その時のブームが自分の好みのところではなく、どの店を回っても、ぴんと来ないという時期があるのだ。
しかし、古着は今までの時代を網羅している。
店を数店舗巡っていると、時々、自分好みのドンピシャな商品に出会えるのだ。
まるで宝探し。
そして何より安い。
コートが1000円、ワンピースが600円もあれば購入出来てしまったりする世界。
欲しくても値段を理由に諦めてしまったり、どちらか1つを我慢をするようなことが圧倒的に少なくなる。
個性的な商品も多く、自分の好きをとことん追求出来るという点は、拘りの強い人にも向いているだろう。
部屋で少しづつ増えてゆく古着を眺めながら、自分の好きに囲まれる時間は、多幸感に包まれる。
1つ1つの商品に、探し出すまでのストーリーがつくのも良い。
次の週末は、どこを巡ろうか。
そんなワクワクが止まらない。